A:文字起こし精度は集音環境の影響を大きく受けます。環境およびマイク設定を確認してみてください。
使えば使うほど精度が向上するご契約プランもございます。
【文字起こし精度を向上させるポイント】
1. 集音環境は適切でしょうか?
文字起こし精度は、集音環境によって大きく左右されます。
下図を参考に、できる限り環境を整えてご利用ください。
① 話者とマイクの距離
話者とマイクの距離を近づければ近づけるほど、文字起こしの精度は上がります。
参加人数に応じて連結型のマイクを利用すると効果的です。
PC内蔵マイクは集音範囲がかなり狭くなるため、集音マイクの利用をおすすめしています。どうしても内蔵マイクを利用する場合は端末のお近くでお話ください。
② マイクの向き
会議参加者の目線の先にマイクを配置してください。(ホワイトボードなどを利用する場合は、その下あたりに配置します)
顔の向きがマイクから外れると集音が難しくなります。
マイクと話者の間に障害物があると音声が跳ね返ります。PCのモニターなどが邪魔する場合は、発話する際にモニターの位置をずらしていただくと効果的です。
③ 環境音・ノイズ
窓際やエアコンの近くにマイクを配置するとノイズが入りやすくなります。
人の耳では気にならなくても、文字起こしの精度に影響しますので、できる限り静かな環境で利用してください。
④ 話し方
発言が被ってしまうと、その音声を言語として認識するのが難しくなり誤変換が発生しやすくなります。なるべく順番にお話しいただくようにお願いします。
早口や曖昧な発言も認識が難しくなりますので、いつもより気持ちゆっくり・はっきりお話しいただくと効果的です。
なかなか環境が整えられない場合は...
文字起こし結果で内容が判断できない場合は、1クリックで音声が再生可能です。音声を一緒に活用することで、会議の振り返りが簡単にできます。
集音マイクの用意が難しい場合は、モバイルアプリで録音することで内蔵マイクよりもクリアに録音できることがあります。是非お試しください。
2. マイク設定は適切でしょうか?
環境が整っているにも関わらず、文字起こしの精度が悪い場合はマイク設定が適切でない可能性があります。
ウェブ会議でスマート書記を利用する場合は、マイク設定を見直すことで精度が上がることがありますので「Q:録音中の適切なマイク設定(ON/OFF)を教えてください」を確認してください。
3. 用語集は活用されていますか?
文字起こしにおいて単語の認識率向上のため、用語を登録しておく機能があります。
表記したい「単語」とその「よみがな」が登録でき、それでもなお正しく変換ができない場合は、「誤変換結果を指定した自動置換」をオプションで登録することが可能です。
詳細は「用語集管理とは」を参照してください。
【使えば使うほど精度が向上するプランのご案内】
2025年5月に、スマート書記のAI機能の一つである「文字起こし」の大型アップデートをリリースしました。
特許出願済みの独自のアルゴリズムで使えば使うほど文字起こし精度が向上する仕組みを実現しています。
またAIやLLMにデータを学習させずに、学習したような認識精度を出せるようにしています。
そのため機密情報を学習せず、セキュリティ面でも安心して利用いただけます。
実際の操作方法は「202504_スマート書記_文字起こし機能_操作マニュアル」(SharePoint資料)を参照してください。
なお、本機能をご利用の際は、機能に対応しているAIパックへの切り替えが必要です(有償)。
一定期間の無料トライアルで実際の精度をお試しすることも可能ですので、詳細につきましては、ワークスペース管理者さまより弊社サポート担当宛に個別にお問い合わせをいただくか、「Q:契約期間中のプラン変更は可能ですか?」をご参照の上、相談フォームよりお申し込みください。